

職員中途入社×新卒入社 職員対談
未経験からのスタートを乗り越えて。
2005年入社(中途17年目) 特別養護老人ホーム 片岡杉の子園 介護士 小川 彰
2018年入社(新卒4年目) 特別養護老人ホーム 片岡杉の子園 介護士 星 万莉子
未経験から介護の仕事に就くにあたり、
不安だったことは?
小川:福祉の学校にも行っておらず、異業種からの転職だったので、介護に関する知識が全くありませんでした。でも、まっさらな方が知識を吸収できるとポジティブに考えました。福祉の仕事に興味があって、とにかくやってみたいという気持ちの方が、不安より強かったですね。
星:私も大学は全く違う分野の専攻でしたが、中学生の頃に興味のあった福祉の世界に飛び込みました。ずっと祖母と暮らしていて、これからは介護の仕事が増々重要になると思ったからです。私は知識や技術がないことも心配でしたが、利用者様とどう接すれば良いのかわからないのが一番の不安でした。でも、未経験から頑張っている先輩たちがたくさんいると聞いて、「よし。私もやってみよう!」と思いました。

知識や技術はどのように
習得されていきましたか?
小川:最初は、先輩たちが使う言葉の意味も分からず、「褥瘡(じょくそう)って何ですか?」という状態でした。でも、周りに聞くと皆さん本当に丁寧に教えてくれるのです。介護技術は、先輩たちのやり方を真似ながら徐々に覚えました。自分がやりたかった仕事なので、できることが増えていくのが楽しかったですね。
星:私は、とにかく覚えることに必死でした。決して器用なタイプでなく、他の方よりも時間がかかったと思います。上司が「不安な部分はないか?」と声を掛け、アドバイスをしてくれた時は本当に嬉しかったです。周りの皆さんが温かく見守りながら、親切丁寧に指導いただいたおかげで、なんとか独り立ちできました。
小川:外部研修で色々な知識を吸収できるのも嬉しいですね。外部研修で学んだことは同じ職場のみんなに必ず発表して共有します。研修内容を伝えることで確実に自分の知識になります。また、他の職員が参加した研修の話も教えてもらえるのでとても勉強になります。おかげで自然と知識が増え、介護福祉士の資格試験は一発合格でした。
星:外部研修は勉強になりますよね。現場では得られない知識を身につけることができるし、他の施設から参加する介護士との情報交換の場になるので、良い刺激になっています。
小川:職場には看護師や栄養士もいて、社内研修や会議で話を聞く機会が多くあるので、福祉に関する広い知識が身につきます。介護の現場で役立つことも多いですね。

利用者様との接し方についてはいかがですか?
星:利用者様は70代~90代後半の方がほとんどです。初めの頃は接し方がわからず、自然と壁を作っていたような気がします。徐々に慣れてきた時、利用者様と職員の関係というよりも、純粋に人として接すれば良いと気づいたのです。それからは、孫の様に接したり、話すのが好きな方には聞き役に徹したり、自然に対応できるようになりました。
小川:利用者様との距離感を工夫しています。他人行儀にならず、アットホームな雰囲気づくりをいつも心掛けています。冗談が好きな方には、こちらも冗談を会話に交えるなど、一人ひとりに寄り添うことが大事ですね。利用者様の笑顔を見ると、「この仕事を選んで良かった」と思います。
星:利用者様からの「ありがとう」は本当に嬉しくて、私も自然と「ありがとうございます」って言っちゃいます。人生の先輩たちから、私が知らない話を聞くことも楽しいです。これも介護士という仕事の魅力のひとつだと思います。

職場の雰囲気にはすぐに馴染めましたか?
小川:福祉の職場は女性が多いですが、杉の子園は男性職員が多く、とても仲が良いです。休みの日には一緒に登山に行ったり、「みんなで良い施設にしていこう」という一体感があります。
星:職員も利用者様もとにかく明るい方が多く、とても楽しく温かい職場です。職員同士が常に声を掛け合い、誰かが孤立することもありません。入社してから、みんなに支えられているなと日々感じています。
小川:仕事をする中で一番嬉しいのは、「ここはもっとこうしましょう」などの提案を否定されない事です。「それいいね。やってみようか」と自分の意見が反映されていくのは、やりがいがあります。前向きな人が多く、互いに意見を言い合える職場です。

最後に、就職を検討されている方への
メッセージをお願いします。
小川:知識が無くても、やる気があれば充分です。知識や技術は教育プログラムに沿って丁寧に教えていくので、必ず身につきます。是非チャレンジしてください。
星:亀の歩みのような私も優しく育ててもらった温かい職場です。全くゼロからスタートした私がいるので、安心してください。
